私たちが普段食べている野菜ですが、実は昔に比べると野菜自体の栄養価が低下しているという話を聞いたことはありませんか?
これ文部科学省のサイトで公開されている日本食品標準成分表とうものをチェックしてみた結果ですが、
2010年版のにんじんに含まれているビタミンAの量は750Uとなっています。ですが、1950年に初めて日本食品標準成分表が作られた時には、実はにんじんに含まれているビタミンAの量は4,050IUと記載されています。
このわずか60年の間に、にんじんのビタミンAの量はわずか18%に減ってしまっています。
昔と同じ量のにんじんを食べたとしても、実は同じ栄養価を得ることが出来ないということが分かります。
普通に野菜を食べていても、同じだけの栄養を取ることが出来なくなっている今、多くの人が栄養補助食品、つまりサプリメントなどから不足しがちな栄養素を摂取しようとしています。
ですが、サプリメントのように作られた栄養素を摂取するというのに違和感を感じている方も多いですよね。
野菜ジュースはそのような科学的に作られた栄養素ではなく、現在の野菜を食べるだけでは不足しがちな栄養素をより自然な状態で補っていくために飲むものとしてお勧めしたい食品です。
「つぶより野菜」は国産の安心・安全な原材料を使って作られている野菜ジュースの一つで、味わいもおいしく小さな子どもでもゴクゴクのめると好評ですが、「つぶより野菜」を飲むことで不足しがちな栄養素はどのくらい補うことが出来るのでしょうか?
つぶより野菜で得られる栄養について調べてみました。
カゴメの公式サイト内にあるカゴメ健康直送便のつぶより野菜の販売サイトに書かれている栄養成分をまずはチェックしてみました。
その内容がこちらです。
「つぶより野菜」の成分を分析してみよう
[栄養成分 ( 1本/195g当たり )]エネルギー 73kcal、たんぱく質 1.9g、脂質 0g、糖質
15.4g、食物繊維 1.7g、ナトリウム 30mg、カルシウム 45mg、カリウム 840mg、鉄
0.5mg、マグネシウム 26mg、ビタミンE 1.3mg、ビタミンK 7μg 葉酸 10〜94μg、β-
カロテン 3.7〜15mg、ショ糖 5.9g、リコピン 9mg
この成分表のうち、たんぱく質・脂質・糖質というのは、3代栄養素と言われているものです。
ナトリウム、カルシウム、カリウム、鉄、マグネシウムについてはミネラル分と呼ばれるものです。
ビタミンE、ビタミンK、葉酸はビタミン類に分類されます。
食物繊維は第6の栄養素と言われています。
βカロテンやリコピンは色素の名前になります。
ショ糖は糖質に含まれるもののうち、野菜などに由来する糖質になります。
成人男性が一日必要と言われている栄養のうち、どのくらい補えるのか
栄養成分が分かったとしても、それが一日に必要な栄養をどのくらい補うことが出来るのかという点はちょっとわかりにくいですよね。
そこで、30代男性が一日に必要と言われている栄養の量と比較してみましょう。
βカロテンやリコピンについては食品摂取基準がありませんので比較できませんが、そのほかの栄養について分かりやすく表にまとめてみました。
つぶより野菜 | 食品摂取基準 | |
エネルギー | 73kcal | 2650kcal |
たんぱく質 | 1.9g | 16.5g |
脂質 | 0g | 25g |
糖質 | 15.4g | 57.5g |
食物繊維 | 1.7g | 20g以上 |
ナトリウム | 30mg | 600mg |
カルシウム | 45mg | 650mg以上 |
カリウム | 840mg | 3000mg以上 |
鉄 | 0.5mg | 7.5mg |
マグネシウム | 26mg | 370mg |
ビタミンE | 1.3mg | 6.5mg |
ビタミンK | 7μg | 150μg |
葉酸 | 10〜94μg | 240μg |
食品摂取基準というのは日本人が健康を維持・増進するために必要と言われている栄養素の量になります。
もっと分かりやすくグラフにまとめてみました。
つぶより野菜によって一日に摂取が必要な栄養がすべて摂れるというわけではありませんが、ある程度栄養を補うことが出来るということが分かりやすくなったのではないでしょうか?
さらにくわしい「つぶより野菜」について知りたいという方はこちらをご覧ください。素材の原産地については違う記事で詳しく紹介しています。